ワキガ治療法:最新医療や保険適用医療などをご紹介

このサイトは中〜強度わきがプラス多汗症を併発している管理人が、ワキガに関する文献等を調べてまとめたサイトです。

大抵のワキガ情報サイトは、情報が間違っていたり、不十分だったりなど正確な情報がのせられていないケースも見られます。

正しいワキガ治療法を知り、しっかり対処していきたいところです。

最近では超音波や電磁波など医療技術の進歩にともなって、新しいワキガ・多汗症の治療法が開発されてきています。

そのおかげで、今では管理人もワキガの臭いと汗をほとんど完全に抑える事ができました。

ぜひ現在主流となりつつある最新のワキガ治療法を学び、臭いの悩みを解決してください。

ワキガ最新治療法

まずは現在最も新しいワキガ治療法をご紹介します。

効果 持続期間 ダウンタイム 手術痕 費用
ボトックス注射 中〜大 約半年 なし なし 1〜3万円
マイクロウエーブ法(ミラドライ ビューホット) 中〜大 半永久的 2〜3日 なし 20〜30万円
超音波法(キューサー法 ベイザーシェービング法) 中〜大 半永久的 約2週間 1cm程度 20〜30万円

ボトックス注射

ボトックス注射はボツリヌス毒素を注射することで神経伝達を阻害して、「汗を出せ!」という命令を届かなくさせることで発汗を抑えます。

ボツリヌス毒素が汗を出す命令を下すアセチルコリンという神経伝達物質が出るのを防ぎ、注射した部位から汗が出なくなります。

主にエクリン腺の汗を止めるため、特に多汗症の人に効果がある治療法です。

実は2012年から、多汗症への効果が国に認められて「保険適用の診療も可」とされている治療法なのです。

多汗症だけでなく、もちろんワキガにも効果がある事が様々な実験で示されています。

そもそも日本人のワキガの人は、多汗症を併発している場合が多いので、ワキ汗が止まることで、ワキガの臭いの原因菌の繁殖を抑えることが可能です。

管理人も年に1〜2回ボトックスを打つことで、汗と臭いをほとんど抑えることができました。

また施術も片ワキ5分程度で終わりますし、術後も入浴や運動など制限がありません。

今現在で一番安く、早く、安全で確実なワキガ多汗症治療のひとつといえるでしょう。

ボトックス注射は一部の皮膚科・外科で受診できますが、全国に展開している医院なら来院しやすいです。

また施術を受けるなら、安く品質の高い製剤を使っているクリニックで受けたいものですよね。

私が住む新宿区にも多数のクリニックがありましたので、その料金を調べてみました。

新宿周辺のボトックス施術可能なクリニック

クリニック名 施術料金 使用製剤名
東京美容外科 6,800円〜(最安値) アラガン、リジェノックス
新宿エルクリニック 60,000円〜 アラガン
共立美容外科 75,600円〜 アラガン
品川美容外科 22,960円〜 不明
城本クリニック 100,000円〜 アラガン、ゼミオン
新宿ビューティクリニック 34,800円〜 不明
湘南美容外科 12,960円〜(2番目に安い) アラガン、リジェノックス
新宿フェミークリニック 100,000円〜 アラガン
新宿中央クリニック 20,000円〜 不明
新宿マリアクリニック 84,600円〜 不明


ご覧の通りです。

東京美容外科は圧倒的に安いことが分かりました。しかも使っている製剤も他クリニックと同様に高品質なものです。

※お住まいのエリアに東京美容外科がない場合は、2番目に安い大手クリニックの湘南美容外科を利用する手もあります。

 

東京美容外科

東京美容外科は全国に医院を展開している国内大手のメディカルグループ。ドライRFや吸引法など最新のワキガ多汗症治療の実績も多数。脇ボトックスなら6,800円から施術可能です。

マイクロウエーブ法

マイクロウエーブ法はアメリカで開発された方法で、ワキの表面から電磁波を照射することで汗腺を破壊する方法です。

脇の下にマイクロウエーブを照射し、熱を吸収しやすい「水分」を貯めている汗腺を選んで破壊する事が出来ます。

日本では「ミラドライ」や「ビューホット」「フリクションRF」などと呼ばれています。

新しい治療法なので、術後の再発や効果自体に疑問の声もありますが、実際にはとても優れた治療法です。

まず、ワキの下にメスを入れることなく、外科的治療と同じくらいの効果が出るというだけで画期的です。

そもそも大前提として、ワキガの原因となるアポクリン腺は皮膚の「この層」から「この層」まではっきりと確実に存在する訳ではありません。(ほとんどが真皮部分に存在してはいます)

つまり100%全撤去しようと思うなら、ワキの下の皮膚を全部取って、他の場所から皮膚移植するしかないんです。

従って、どんなワキガ手術でも多い少ないはありますが、アポクリン腺を取り残す可能性があります。

しかも確実に取ろうと思えば思うほど、皮膚の毛細血管や神経系まで一緒に切り取るので、ペラペラの皮膚が残ることになり、傷跡や合併症の問題もでてきます。

そういうリスクを一切取らず、9割ほどのアポクリン腺を破壊するマイクロウエーブ法は、低いリスクで高いメリットを得られる優れた方法と言えます。合併症が出るケースもわずかです。

手術の前に理解しておくべきことは、基本的に人間の体は『残った機能』で十分にフォローしようと働くということです。

つまり汗腺が半分になったからといって臭いが半分になる訳ではありません。残った汗腺が足りない分を頑張ってしまうのです。

しかし、1回目の施術でニオイ7割減、2回の施術でニオイ9割減といわれるマイクロウエーブ法は、2回の施術で実質97%くらいのアポクリン腺を破壊していると考えられます。

これは他の外科的手術と比べても遜色のない良好な結果です。

以前は新しい治療法ゆえの経験不足のため施術時のマイクロウエーブの照射が弱く、完全にアポクリン腺を破壊できていないケースなどが散見されました。

しかし今では施術法も改良され、皮膚表面に負担をかけず汗腺をしっかり破壊するノウハウが蓄積されています。

またダウンタイムが1〜2日ととても短く、患部が腫れる程度です。仕事や学校を長く休めない人は、必然的にミラドライやボトックス注射を選ばざるを得ません。

超音波法(超音波メス法)

超音波法はキューサー法や、ベイザーシェービング法などとも呼ばれています。

基本的な原理は「吸引法」と同じで、小さい切り口にハンドピースとよばれる棒状の機器を挿入し、アポクリン腺を吸い出します。

吸引法と違うのは、ハンドピースの先端が超音波で振動をおこし、血管や神経など弾力性のある組織を残しながら、アポクリン腺を破壊・吸引できることにあります。

吸引法や反転剪除法とちがって血管網や神経を残す事ができますので、手術中の出血も少なく傷の治りが早く、合併症の心配も低くなります。

約6.8%の人に水泡や潰瘍などの合併症が発生しますが、ほとんどが2〜3週間の間に治癒しています。

超音波法での再発率は過去の手術報告例によると13.6%ほどです。結構再発するんですね・・・。

また全体の82.4%に改善が見られています。

じゃあ残り17.6%には全く効果がなかったかというとそんな事はなく、結局ワキガでない人でもアポクリン腺が0%というわけではないので、どんな手術も結局アポクリン腺の「減量」手術であって、あとは個人の気に病む度合いが大きく影響してきます。

ワキガ保険適用の治療法

現在、国から保険適用が認められているワキガ治療は「ボトックス」と「剪除法」だけです。

ほかのサイトでは吸引法などが保険適用と記されている事もありますが、間違いで、現在のところ上記の二つだけです。

ただし、全ての病院が保険適用なわけではありません、また保険適用の方が良いと一概には言えない部分もあります。

 効果 持続期間  ダウンタイム  手術痕 費用
 ボトックス注射  大  約半年  なし  なし  1〜3万円
剪除法(皮弁法)  大  半永久的  約2週間  3〜5cm  5万〜10万

ボトックス注射

前項で説明したボトックス注射は「多汗症」の患者に保険適用が認められています。

なので純粋には「ワキガ」には保険は下りません。しかし大抵ワキガの人は多汗症なのであまり関係ないでしょう。

医院によっては保険が使えたり、使えなかったしますが、どちらでもあまり料金が変わらないのがボトックスの特徴です。

逆に保険適用の場合、使う薬剤などの規制があり、一度問診を受けたあと薬剤を発注しなければならないため、1回の施術で最低2回は通院しなければならないので面倒です。

保険適用外の医院の場合はその辺りの決まりがないので、来院してすぐに注射してもらう事も可能です。

剪除法(皮弁法)

古くからあるワキガ手術です。

凄く古いんですが、最も効果があるともいわれています。

手術方法はワキの下の中心を横に4cmほど切開し、指の腹で皮膚をめくって、お医者さんが目で確認しながらアポクリン腺をハサミで切っていきます。

その効果は国から認められており、保険適用になっています。保険が利けば3万円〜10万円くらいで受ける事ができます。

ただし、お医者さんの力量が問われる手術でもあります。

ワキの下がガタガタのひどい手術しか出来ない医師もいれば、1年後にはほとんど傷が残らないほど巧みな手術をする医師もいます。

この手術はアポクリン腺(ワキガの原因)、エクリン腺(普通の汗)、毛根、全て切り取ってしまいますので、脇毛は全滅です。逆に脇毛が生えてきたら再発します。

とても効果が高いのですが、前述の通りワキの下の毛細血管網や神経も同時に切り取ってしまうので、あとにはペラペラの皮膚がのこります。

その分固定(タイオーバーといいます)やドレーン(ストローのようなもので分泌液を外に出す)を確実に行う必要があり、術後も安静にしておかなければならないなど制約が多い手術です。

その他のワキガ治療

医院でのワキガ治療を考えた場合、上に挙げた治療法の中から選択することになると思います。

それ以外に、古くからある治療法なども参考としてご紹介します。しかしあえてこれらの治療法を選択する理由はないと言えます。

効果 持続期間 ダウンタイム 手術痕 費用
掻爬法(稲葉法など) 中〜大 半永久的 2〜3週間  3〜5cm 20〜30万円
吸引法(クワドラカット法 ローラークランプ法) 中〜大 半永久的 約2週間 1cm程度 20〜30万円

掻爬法(稲葉法など)

掻爬法も古くからあるワキガ治療です。

原理としては、カミソリ刃の付いた器具(皮下組織削除器といいます)を脇の下に差し込み、皮膚の内側をアポクリン腺ごと削り取っていくという方法です。

アポクリン腺をしっかり除去する効果は高いですが、血管網や神経も同時に削り取ってしまいます。

アポクリン腺がきちんと取れているかどうかの確認は目視ではなく「皮膚の薄さが2mm以下になったかどうか」で判断するため、完治させる為には剪除法以上にお医者さんの技術力が必要になります。

また、術後のダウンタイムも長く、合併症が起こる割合も高くなっています。皮膚移植手術(正式には分層植皮術といいます)と同レベルの圧迫固定と安静が必要です。

いま敢えてこの手術法を選ぶメリットはほとんどないと言えるでしょう。

敢えてメリットを挙げるなら、剪除法と比べて傷口がワキの上部1cmほどと小さくて済みます。(剪除法の場合は2〜4cm)

吸引法(クワドラカット法・ローラークランプ法など)

吸引法はハンドピースと呼ばれる細い管をワキに差し込み、先端のシェーバー部で汗腺を破壊しながら脂肪吸引器で吸引を行います。

超音波吸引法と違い、汗腺だけを超音波で壊しながら吸い出すわけではないので、血管網や神経も同時にシェービングされて吸い取られます。

傷口はワキの上下各5mmほどと小さいため、吸引法をつかう先生達は他の治療法に比べて合併症が起こる確率が低いと感じているようです。

ローラークランプ法も施術方法は同じですが、唯一違うのがハンドピースと脇の下の皮膚が触れ合う部分にローラークランプを取り付けて、スムーズにハンドピースを抜き差しできる(皮膚とこすれ合わない)点が違います。

手術以外のワキガ・多汗症治療

医院でのワキガ治療以外にも、ご自宅でできるワキガ対策もあります。

その中で一定の効果が認められている対処法をご紹介しましょう。

ただし、これらの方法は全て保存療法なので、一時的な効果しかないことをご理解ください。

効果 持続期間 特徴 費用
デオドラント外用剤 数時間 収れん作用や殺菌作用をもつスプレーやクリーム 数百円
塩化アルミニウム液 1〜1週間 汗腺を塞いで、発汗を抑える 数千円
抗コリン薬 1〜1週間 内服することで発汗を抑える
水道水イオンフォレーシス 1〜1週間 手汗や足汗に効果的
脱毛 数年

デオドラント外用剤

薬局やドラッグストアで手軽に買えるデオドラント剤は薬事法の分類上は「腋臭防止剤」に分類され、医薬部外品としてスプレータイプやロールオン、スティック、シートタイプなどが売られています。

軽度のワキガの場合は、対処法として制汗・除菌・除毛が効果的ですが、このうち制汗と除菌を行えるのがデオドラント剤になります。

制汗成分としては、アルミニウムヒドロキシクロライド、塩化アルミニウム、ミョウバンなどがあります。

そのメカニズムは薬剤による汗腺の収れん作用や、成分が汗と反応し凝固するため汗腺を防ぐなどの説が考えられていますが、実際のところはよくわかっていません。

21世紀にもなってメカニズムがよく分かっていないというのも驚きですね。

殺菌成分としては塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロサン、銀などがあります。

以前は殺菌効果の持続性に問題がありましたが、銀を使用する事で薬剤の安定性が増して、殺菌効果の持続性を伸ばすことが可能になりました。

塩化アルミニウム液

制汗効果がある塩化アルミニウム液は、日本皮膚科学会のガイドラインでは初めに実施してみるべき制汗剤として推奨されています。

外用には10%〜20%に薄められた塩化アルミニウム液が使用されます。

使い方としては、入浴後の清潔な腋の下に、寝る前にアルミニウム液を塗布し、翌朝拭き取ります。

これを数日間続け、効果が出てきたら塗る回数を減らしていきます。

腋の下の多汗症には効果的ですが、手足多汗症には効きづらいです。その場合は塗ったあとの手足をビニールで密封する密封療法や水道水イオンフォレーシスを用います。

塩化アルミニウム液は酸性なので、刺激性があります。人によっては痒みなどが出る場合がありますので、弱めの副腎皮質ホルモン剤で炎症を抑えることもあります。

抗コリン薬

抗コリン薬

水道水イオンフォレーシス

水道水イオンフォレーシス

脱毛

脱毛